HTV31を使ってみて
2016年の10月にAndroid6.0(Marshmallow)のアップデートができるようになった2015年モデルのHTC J Butterfly HTV31。
発熱問題を抱えるQualcomm社のSnapdragon 810を搭載しているため、端末の使用状況によっては熱くなり機能が制限されると言った問題があった。これはSnapdragon 810を搭載した2015年モデルの端末全てに言えることで、2015年モデルは不人気になった。そのこともあり、Xperia Z4やHTV31などはスペックの割には安く売られている。
HTC HTC J butterfly HTV31 |
SONY Xperia Z4 |
そんな端末にAndroid 6.0が降ってきました。このアップデートでどう改善したのか、検証して見ます。
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- おなじみのAntutuで負荷をかける
有名なベンチマークアプリ「Antutu」で数値を測って見ました。
Antutuを紹介しておいてはなんですが、テストの前に、CPU-Zというアプリで省電力モードでのCPUの動きを見て見ましょう。
省電力モードの時は8個あるCPUのうち4つが動きます。その4つもフル稼働ではなく、6~7割ほどで動いています。また、その時の温度はこれです。
スマホに内蔵されている様々な温度センサーでは35℃ほどを示しており、手で持っていても少しも熱くないので、正常な状態だと言えます。
それではAntutuのベンチマークスコアを見てみましょう。ベンチマークを測る時は、省電力モードを外し、開発者オプションの高性能モードをONにして計測しました。その時のCPUの動きはこんな感じです。
そして結果がこれです。
3Dのスコアがとても高いです。Antutuでは他の端末のスコアと比べることができるのですが、その中でもかなり高い方です。詳しくは実際にダウンロードして見てください。
そして、計測が終わった時の温度はこんな感じです。
10℃ほど上昇していますね。この温度は手で持っているとほんのりと暖かいという感じです。熱くて持てないという感じではありません。また、熱くなりすぎて機能制限がかかるということもありませんでした。
ベンチマークを測る時の負荷をかけてもそこまで熱くならないので、発熱は大問題ではなくなったと言えます。アクションゲームやポケモンGOをやっても馬鹿みたいには熱くなりません。HTV31は3D描画に優れているのでアクションゲームには適した端末でしょう。ちなみにAndroid 5.0.2のとき、同じ条件で計測した時の温度がこちらです。
(出典:http://geekdays.jp/2015/06/s810-tuning/)
これは結構熱いと思います。 この状態でポケモンGOやアクションゲームをやると確実に落ちます。
- オススメは省電力モード
高性能モードでの発熱状態を見てきましたが、ほんのり熱くなる程度でした。普段から高性能モードを使っても相当な発熱はありませんが、性能が良いCPUなので、バッテリーの消費が激しいです。そこで省電力モードを使いましょう。パフォーマンスは落ちますが、モンストやパズドラ、ポケモンGOなら十分動きます。アクションゲームは省電力モードを解除した通常モードでもカクつきません。高性能モードが開発者オプションなのもそこまで必要がないからだと思います。
というわけで、発売当初は不人気だったHTC J Butterfly HTV31ですが、今はソフトウェアアップデートで弱点がカバーされ、使いづらさは解消されつつあります。当初不人気だったからこそ、お買い得な端末です。AU公式SIMロック解除ももできるので、格安SIMを運用するフラッグシップ端末としてオススメです。同じ価格帯のSIMフリー端末はミドルレンジ端末で、CPUはもちろん、カメラやオサーフケータイなどの性能も劣ってしまいます。
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